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高校生 文章

「周りになじむまで様子をみようと思っていたら時間がすぎていた」
「毎回メンバーが固定されてるから珍しく自分がやってみるなんて」
「過去にやってみて失敗した経験があるから怖い」

反抗期と思春期の真っただ中にいる私たち中高生は、こんな風に周りの空気を読み合ったり目立たないように過ごしてしまうことも少なくないと思います。

ただこの周りばかりを尊重するのは、成長のチャンスを自ら手放す行動だと私は思うんです。

 

やってみるはとってもいいこと

「1mmでもやりたいと思ったらやってみよう」

私がいろんなことに挑戦するたびことに毎回背中を押してくれるこの言葉。これは私が小学5年生の時の担任の先生からもらった言葉です。

かつての私は人見知りで、気持ちを主張したり自分の判断で行動したりする積極性が欠けている人でした。しかしこの言葉に押され、1mm心を動かされている自分に向き合い、小学校の児童会委員に立候補したのです。結果は落選。しかしその後に行われた広報委員の委員長に立候補し、当選しました。

中学生になってからも、いろんなことに挑戦し続けました。1、2年生の頃は、学年や学級の代表を2回ずつ担当。また3年生になってからは文化部の部長となり、合唱コンクールなど学校の大きなイベントの運営にも携わりました。

なぜ、中学生になってもこの言葉が生きているかというと、先生の言葉を実践するだけで、新しい自分と出会えると知ったからです。

自ら望んでやってみたことだからこそ得られること

高校生 文章

私がした挑戦して最近一番印象に残っているのは高校の文化祭実行委員でした。

文化祭実行委員として色々やってきたなかの1つに、ラジオ企画のシナリオを書くというものがありました。シナリオはMCのセリフをとても細かく考えながら書かなければなりません。しかもラジオは2回。合計約9000文字という経験したことのないボリュームの文章を書くこととなり、とても大変だったのを覚えています。

ただ大変な思いをしながらもシナリオを書き上げた経験は、その後の私の生活にいきています。私はもともと、文章を書くのが苦手なタイプです。そんな私にとっての学校生活における難関が、レポート課題。なかでも進路についての授業で出されるテーマごとに4回繰り返す200〜1000文字のレポートに、私はいつも悩まされていました。私は最低ラインである200文字をクリアするのが難しいくらい、書くことへの苦手意識を持っていたのです。しかしラジオのシナリオ約9000文字を書いたことにより、長文を書くことへの抵抗がなくなりました。

他にもMinecraftでオリジナルの街を作ろうという企画をし、運営としてなにかトラブルが起きていないか、一人になっている人はいないかなど、ずっと集中する機会がありました。くわえて文化祭期間中にも集中を必要とする場面がたくさんあったこともあり、いつのまにか「1日中集中する」という力が身についていたのです。以前の私は、勉強のときの集中が1時間で精一杯でした。しかし文化祭が終わってからは、勉強をしていると気づけばもう夜がきていたり、勉強アプリのスクリーンタイムの時間が1日で13時間になっていたりと、自分の集中力アップを実感できたのです。1年かけてやる学校のレポートを1ヶ月半で終わらせられたときは、自分でも驚きました。

長文を書くことへの抵抗がなくなる、1日中集中できる力を身につける。これらを一瞬で、短期間で身につけるのは、簡単ではありません。しかし自分が「やってみたい」と思ったことに挑戦するなかでなら、簡単ではないけれどもいつの間にか身につけることは可能だと思います。

1mm心が動いたのに、本当にやらなくていいの?

挑戦には、勇気が必要です。なかには失敗して後悔をしたことを思い出して、一歩踏み出すのが怖いという人がいると思います。

私も小学生の頃に児童会委員に立候補して落選してしまったときは、さすがにへこみました。しかし当選した人のサポートにまわったり、その気力を別の新しいことに使ったりして、「やってみた」という気持ちが自信や次の挑戦につながることを身をもって知りました。

だからこそ「1mmでもやりたいと思ったらやってみよう」なんです。少し気になっている証拠である「1mmでも心が動いた」という自分の素直な思いに蓋をしないこと。これが自分のさらなる成長につながると私は思っています。

もちろん私も、なんでもかんでも挑戦してきたわけではありません。「私にはできない」と思ってそのままスルーした時もありました。しかしそういう時に限って、そこに挑戦していた人が成長している姿を見ては、「なんでやらなかったのだろう」と後悔を味わってきたのです。

例えば、授業で発表をする。グループの話し合いで一番最初に意見を言ってみる。英語の授業でいつもより大きな声で読んでみるなどなんでもいいと思います。自分にとって身近な挑戦のの1つ1つが、さらに成長した自分と出会わせてくれるはずです。

また、今の私たちは中高生です。大人になると、社会における責任が今以上にかかり、失敗しにくい状況になっていきます。失敗を許される時期とも言える中高生の今が、たくさん挑戦して経験を積むチャンスだと思うのです。一緒に勇気を出して、成長していきましょー!

(執筆:11月期TCPライティングコース|高2・かなぽんさん)

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