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学校の外には、どんな世界が広がっているんだろう?/”問い”を育む 高校生たちの物語。 #26

「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。

日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。

のりちゃんプロフィール

高校2年、神奈川県在住。
普通科高校には珍しいドレスクリエイト部に所属。ファッションショーの企画はもちろん、モデルへのオファー、衣装づくり、当日のショー運営などを手がける。その他、「尊敬できる大人探し」をテーマに積極的に課外活動に取り組む。

 

もっと世界を広げたい!知的好奇心が活動の源泉。

Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください

私がいま力を注いでいる活動は二つあります。
一つは、「みらいのガッコウ」という高校生団体で、どこのどんな高校生であっても「欲しい学びを選択・追求できる」仕組みを作っています。立上げ人である大学1年生のちえりさんと私の二人で運営しているのですが、地域や学校・先生によって「授業の質」にバラつきがあり、高校生が学びたいことを学べていない現状に課題感を抱いています。具体的には、全国の高校生から理想とする授業のテーマを募集し、私たちが企画してオンラインで届ける、という仕組みです。9月には、ドキュメンタリー映画を見ながら校則に対する考えを深める授業を行いました。

もう一つは、一般社団法人NELDという横須賀を拠点にした地域団体での活動です。私は運営ではなくスキリング生として参画しているのですが、地元・横須賀市の活性化を目的に、商店街を盛上げるイベントのお手伝いをしています。ちょうど10月に、商店街で開催されたお祭りでスタンプラリーの受付をしました。元々横須賀市は人口減少が著しく、商店街からどんどん人がいなくなっているのが現状です。そんな現状を少しでも盛上げようと開催したお祭りでしたが、子どもたちが笑いながら商店街で遊んでいたり、地元の人が談笑しながら屋台ご飯を食べたりする姿を見て、改めて地元の温かさに感動しました。これから、もっと地元を盛り上げていけるようになりたいです。

 


▲商店街を舞台にしたお祭りにて、ウォークラリーの景品抽選会を運営!

 

Q:なぜこれらの活動に取り組もうと思ったのですか

最初のきっかけは、「行動するしかない!」という興味本位と好奇心でした。団体の活動内容に関心はあったのですが、明確な目標や目的が決まっているわけではありませんでした。

たしかに、小さい頃から好奇心旺盛なタイプではあったのですが、高校生になってより活発になった気がします。中学生まではすごく校則が厳しく、学校だけが自分の世界でした。ただそんな中参加したオンラインイベントで、「世の中にはこんなに色々な人がいるんだ」と知ることができ、もっと世界を知りたい・色んな人に出会いたい、という欲求がむくむくと湧いてきました。そこで、高校は校則がほとんどない自由で開放的な所を選び、今こうして、もっとチャレンジしていきたい、という気持ちを素直に表現できるようになりました。

あともう一つ加えるとすると、どちらの団体にも「尊敬する人」がいたのも大きいです。いわゆる学歴や社会の地位・決まりといった目に見えるものに縛られず、自分のやりたいことを突き詰めている人は、生きていてとても楽しそうですよね。私もそんなイキイキした大人になりたい、そんな人の元で学んでみたい、と思い団体での活動に飛び込みました。

 

人との出会いや新たな経験こそが、私を形作っていく機会。

Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか

自分とは全く違う考え・見方を持っている人がいる、ということを学びました。
たとえ同じ団体で運営メンバーとして活動していても、やっぱり育ってきた背景や培ってきた価値観が違うので、意見が対立することもあります。ただ、そういう時が一番面白い。異なる考えを持っている人の話を聞いて、自分の考えも伝えて、お互いを知り合っていく時間が何よりも楽しくて刺激的です。

もちろん、苦しいこともめっちゃあります!
運営メンバーだったら時間をかけて話していくことで解決できることも、イベント時だとそうはいきません。この間開催した「みらいのガッコウ」のイベントで司会を務めたのですが、初めて会う参加者を前に、うまく回せないし言葉も出てこない。参加者の発言も上手く拾えないし、すごく難しいと感じました。
そんな苦い経験があったので、ファシリテーションやプレゼンについて学びたいと思い、カタリバオンラインのプログラムに参加しました。

 

Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか

引き続き、「尊敬できる人探し」をやっていきたいです。活動する中で色々な尊敬できる人を見つけているけれど、私が見ているのは日本のほんの一部です。文化も宗教も異なる世界に出ていくことで、私がまだまだ知らないことに触れたり、色々な考えを持っている人に会ったりして、視野を広げていきたいと思っています。
そのためにも、まだ時期は決めていないけれど海外留学はしたいです。現地の人と話をすることは、視野が広がるだけでなく私自身の考えを確立していくことにも繋がります。

沢山の問題が山積みになっている社会だからこそ、私自身が自分の世界を拡げて色んな考えを吸収することで、将来に不安や悩みを抱えている子どもたちに「焦らなくていいんだよ」って伝え、助けになれる存在になってきたいと思っています。

 

カタリバオンラインには、学校とは違う刺激や出会いがある。

Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください

最初にカタリバオンラインを知ったのは、Instagramの広告です。SDGsやファシリテーションのプログラム紹介が流れてきて、めっちゃカッコいい!しかも面白そう!と思い参加しました。
ちょうど、自分が主催したイベントでうまくファシリテーションできなかった…と反省していた時だったので、タイミングもピッタリでした。

 

Q:カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか

とにかく楽しかったです。
参加前は、自分の発言が間違っていたらどうしよう…と不安もあったのですが、実際に参加してみると、どんな事を発言しても自分を肯定してくれる空間でした。また、同じプログラムに参加している全国の高校生との出会いも、「こんな人がいるんだ」と刺激をもらえました。学校外で色々な団体に所属はしているものの、話をするのはほぼ学校の同級生ですからね。

プログラムを通した学びも大きかったです。
プレゼンテーションスキルでは、「相手を意識した伝え方」を学びました。私はどちらかというと、自分が伝えたいことをばーっと話すタイプだったのですが、相手によって伝え方を変えていかないと、伝えたいことも伝わらないと知り、今後の活動に影響する大きな気づきでした。

 

Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!

学校の外に、一歩出てみましょう!
私たち高校生は、学校が毎日通う場所になっているので「学校しか世界がない」と思いがちです。けれど、一歩学校から出てみることで、「こんな大人がいるんだ、こんな同世代もいるんだ」と新しい発見ができます。学校という世界に引きこもらず、ぜひ違う世界もあるということを、皆さんには伝えたいです。