自分の「好き」を周りの人にどうやって広める?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #04
2022.07.08 UP
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
しおりさんプロフィール
高校1年、埼玉県在住。競技かるた部所属 |
「楽しそう!」直感に従ってはじめた探究活動
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
学校での探究はまだ始まったばかりですが、「一次救命処置」をテーマに取り組んでいます。「探究って何?」というのが正直な今の気持ちですが、自分の好きなこと、楽しいと思えることをしたいです。
学校外でも「少年消防団」に所属していて、防災や防火についての知識を習得したり、体験に参加したりしています。消防局に行って胸骨圧迫(心臓マッサージ)やロープの結び方の練習をしたり、火事現場で使っているマスクや酸素ボンベをつけてみるような体験をしたりと幅広いです。
普段関われない人と出会えたり、体験することが純粋に楽しいし、現役消防士や救急救命士さんなど、その分野のプロに話を聞けることが純粋に気になります。今は様々な体験をしながら楽しみながら覚えることが大事だなと感じてます。
▲消防局での一枚
Q:防災や一次救命処置に取り組み始めたきっかけは何ですか
小学4年の時に、社会科見学で「街探検」という授業があり、消防署へ訪ねたことがきっかけです。そこで「少年消防団」の募集を見つけ、純粋に面白そうと思って入団しました。防災についてゲーム形式で楽しく学べる体験や、普段関わることのできない消防団、救急救命士さんと話せることが魅力だと思いました。
あと、東日本大震災が起きた年に仙台で暮らしていて、当時のことも影響しているかもしれません。私はまだ幼かったのですが、自宅で水は出たけど電気が止まり、近所のみんなで集まって食事を作った記憶があります。地域で協力し合うことがとても大事だと感じた実体験があり、一次救命処置や防災に惹かれているところもあると思います。
いざというときに、傷病者を救える人を増やしたい
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか
少年消防団に入団したのが小学4年生の時なので、かなり前のことになりますが、「防災」について知らないことが結構ありました。でも団体での活動を通して、防災や一次救命処置の知識が豊富になり、防災に対する考え方が変わりました。
学校での探究はこれからですが、団体での活動と合わせて、もっと防災について極めていきたいです。もし災害が起きたら、自分が率先して困ってる人を助ける側になりたいです。
「なぜわたしたちができることをしないといけないのか?」という質問をプログラム参加時にもみんなに投げてみたのですが、すでにテキストに書いてある答えよりも、それを自分で考えることこそに意味があるのかなと思ってます。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
消防団で得た知識や自分の経験を、周りの人に広める機会を作りたいです。
実際に災害が起きたときに傷病者を救うには、多くの人が救命処置の知識や技術を持っていることが大事です。私もまだ極めている途中なのですが、いざというときに、率先して助ける人が一人でも増えて欲しいと思っています。まずは、防災に対して興味を持ってもらえる人を増やすために、自分でイベントなどを企画したいです。
「探究って何?」素朴な疑問から育まれた「積極性」
Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください
もともと授業の中で、「探究ってなんでやんなきゃいけないの?」って疑問を持っていて、「探究ってなに?」って最近頭の中をグルグルしていました。(そもそも「探」と「究」を組み合わせてる意味って・・・みたいな感じでした)
そんな時に、先生から探究ならカタリバオンラインがあるよと教えてもらいました。
ただ今回「イベントプロデュースコース」に参加したのですが、実は「イベント」ってどういうことを指しているかイメージができなかったんです。「イベントって何?体育祭や修学旅行のこと?」といった状態でした。プログラムの概要を読んでいたら自分のイメージしていたイベントの趣旨とは違っていて、少しハードルが高いように感じました。
正直不安もありましたが、全国の高校生と繋がりたい!同世代の子と話がしたい!と思って、わからないけど飛び込んでみようと参加してみました。
Q:「イベントプロデュースコース」に参加してみてどんな学びがありましたか
まずは楽しかったです!いろんな地域の人がいて新鮮だし、ここでしか聞けない意見や考えが知れて本当に良かったです。初日はとにかく心配で笑っていなかったと思うのですが、参加した高校生とZoomブレイクアウトルームで意見を深め合えるのがすごく良かったです。
学校だと、自分が発表した後に、みんなの意見や感想が聞きたくても誰も手を挙げて質問してくれない時もあるし、自分が次にどうすればいいか分からなくなる時があるのですが、カタリバオンラインではみんな積極的に自分の意見や感想を言ってくれるので嬉しかったし、自分の成長に繋がると思いました。
先生が質問しても誰も手を挙げずにシーンとしていて、私も話せないし、「頼むから誰か質問してくれ!」みたいな時もあるのですが、とにかく高校生同士で意見交換できるのが良いと思います。
あとは、自分でもびっくりなんですが、自分に自信を持てました。イベントプロデュースコースでは、最適なイベントの形式や練り方、タイムスケジュールの組み方など色々学んだのですが、最後に20分間自分でイベントを実践する場があったのが大きかったと思います。
コース受講後、学校で2分間の探究発表をする機会があったのですが、以前の私なら「2分は長いな・・」「探究だるいな・・」といった気持ちになっていました。なのに、2分だと全然足りない!と感じている自分になっていて驚きました。
Q:コース受講後、探究活動に対してどのような変化がありましたか
探究に対して積極的になりました。元々は学校に放課後残って活動することはしないタイプだったのですが、探究リーダーになり、放課後に他のリーダーと集まって課題や改善策などを話し合っています。
今の課題は、探究を学年別で進める形になっていて、他の学年と「探究」を通しての繋がりがないので、学年を越えて、交流が深まる機会を作りたいと思っていますし、もっと学校全体で取り組めたらいいなと考えてます。また、グループで分かれてテーマを推敲し合う際に、同じジャンルのテーマを持つもの同士を集めることで、自分のテーマに近い内容で取り組んでいる友達にアドバイスをもらえるし、知識も広がると思うので、グループ分けについても提案したいです。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
私自身も「探究って何?」からスタートしたし、探究の意識が芽生えたのがここ最近でした。もっと自分の考えが深まったら改めて何か出てくるかなと思いますが、まずは自分の追求したいことに対して行動したり、人に話す機会をつくることが大事だなと感じてます。
テーマ探究ゼミ:「ファシリテーション・スキル」
2022.07.07 UP
グループワーク・ワークショップが上手く進められる!ファシリテーションの基礎を学ぼう。
このコースは、グループワークやイベント開催時に重要な「ファシリテーション・スキル」について、実践しながら基礎を学べるプログラムです。
授業のグループワークや、校外イベント・ワークショップでの司会進行、他校生徒との交流など、「ファシリテーション」は他者の意見を引き出し、参加者をまとめ、場の目的・ゴールに近づくために重要な役割を果たします。
Day1事前準備編は、ファシリテーションの「型」を学び、アイスブレイク・アイデア出し・意見のまとめ方などのポイントを理解します。
Day2実践編は、Day1で学んだことを踏まえ、参加者の皆さん自身が実際に取り組んでみたい場の目的や状況を設定し、実践演習を行います。
望ましいファシリテーションの観点を学び、実際に実践してみることで、プログラム終了後も自分で自分のファシリテーションを磨いていけるようになることを目指します。
こんな人にオススメ
- 企画中のワークショップやグループワークにおいて、参加者により楽しんでもらいたい
- グループワークやディスカッションで、より円滑にゴールに向かって進めていきたい
- 純粋に「ファシリテーション」に興味がある
※「イベントプロデュースコース」を受講済の方、大歓迎!
未受講の方は、「ファシリテーション」と並行受講いただくとより理解を深めていただきやすいです。
スケジュール
〇DAY1 7/25(月)20:00~21:30
- ファシリテーションの基礎基本
- テーマ実践演習
- 振り返り、DAY1のまとめ
〇DAY2 8/1(月)20:00~21:30
- DAY1の振り返り
- ファシリテーション実践演習
- 振り返りと今後に向けた目標設定
学べること
- ファシリテーションを行う際に重要なポイント
- 自分自身のファシリテーションの強み/弱み
- 自分自身のファシリテーションスキルを高めるためのヒント
事前準備
- Zoomを使えるようにしておいてください。(会話ができる状態で参加をお願いします)
- カタリバオンライン for Teensのホームページから、「マイページ」にアクセスできるようにしておいてください。自己紹介の際に、サイトの「マイページ」を活用します。
- 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
テーマ探究ゼミ:「ファシリテーション・スキル」
2022.07.07 UP
グループワーク・ワークショップが上手く進められる!ファシリテーションの基礎を学ぼう。
このコースは、グループワークやイベント開催時に重要な「ファシリテーション・スキル」について、実践しながら基礎を学べるプログラムです。
授業のグループワークや、校外イベント・ワークショップでの司会進行、他校生徒との交流など、「ファシリテーション」は他者の意見を引き出し、参加者をまとめ、場の目的・ゴールに近づくために重要な役割を果たします。
Day1事前準備編は、ファシリテーションの「型」を学び、アイスブレイク・アイデア出し・意見のまとめ方などのポイントを理解します。
Day2実践編は、Day1で学んだことを踏まえ、参加者の皆さん自身が実際に取り組んでみたい場の目的や状況を設定し、実践演習を行います。
望ましいファシリテーションの観点を学び、実際に実践してみることで、プログラム終了後も自分で自分のファシリテーションを磨いていけるようになることを目指します。
こんな人にオススメ
- 企画中のワークショップやグループワークにおいて、参加者により楽しんでもらいたい
- グループワークやディスカッションで、より円滑にゴールに向かって進めていきたい
- 純粋に「ファシリテーション」に興味がある
※「イベントプロデュースコース」を受講済の方、大歓迎!
未受講の方は、「ファシリテーション」と並行受講いただくとより理解を深めていただきやすいです。
スケジュール
〇DAY1 7/25(月)20:00~21:30
- ファシリテーションの基礎基本
- テーマ実践演習
- 振り返り、DAY1のまとめ
〇DAY2 8/1(月)20:00~21:30
- DAY1の振り返り
- ファシリテーション実践演習
- 振り返りと今後に向けた目標設定
学べること
- ファシリテーションを行う際に重要なポイント
- 自分自身のファシリテーションの強み/弱み
- 自分自身のファシリテーションスキルを高めるためのヒント
事前準備
- Zoomを使えるようにしておいてください。(会話ができる状態で参加をお願いします)
- カタリバオンライン for Teensのホームページから、「マイページ」にアクセスできるようにしておいてください。自己紹介の際に、サイトの「マイページ」を活用します。
- 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
探究ゼミ「グラフィック・デザイン」(7月クラス)
2022.07.07 UP
すぐに使える「デザインのきほん」を伝授。
「何となくわかる」から、「すごく伝わる」へ。
このコースは、プロのグラフィックデザイナーから「デザインの基礎基本」を学び、実際に制作物をより伝わる形にしていくプログラムです。
探究学習の一環でチラシやポスターを作成しているけれど、なんかしっくり来ない。
もっと伝わるような形にするにはどうしたらいいのか、自分1人だと思いつかない。
ただただカッコいいデザインを作れるようになりたい!
などなど、「デザイン」について学んでみたい、という方どなたでも大歓迎です!
イベント告知のチラシ、参加募集のポスター、SNSのバナー、自分自身の名刺など、皆さんが今制作している「デザイン」を持ち寄っていただき、プロの眼を借りながら、その場で更に良いデザインへと進化させていきましょう。
こんな人にオススメ
- チラシ、ポスター、SNSバナー、自分の名刺などの作成に取り組んだことがある人/取り組んでいる人
- 自分のデザインをもっと良くするためにプロの視点が欲しい人
- 多様なデザインサンプルに触れる、高校生同士でデザインについて学び合いたい人
スケジュール
1回完結型のプログラムです。
磨いていきたい「デザイン」をお持ちいただければ、何回でも参加いただけます!
開催時間:
7/27(水)20:00~21:30
- プロが使う「デザインの基礎きほん」を知る
- お互いの持ち寄り「デザイン」を紹介しあう
- 観点に沿って、自分のデザインを再度磨いていく
学べること
- 伝わるデザインの基礎きほん
- 自分のデザインの良いところ、更に磨けるところ
- 多様な良いデザインのサンプル
※より良いデザインを制作していくためには、多種多様な好事例を見ることが何よりも重要です。参加者同士で自身の作品を見せ合うことで、相互に自分にはなかった観点を学びとっていくことができます。
事前準備
- プログラム開始1時間前(19:00)までに、ご自身で制作した「グラフィックデザイン」を提出いただきます。(イベント告知のチラシ、参加募集のポスター、SNSのバナー、自分自身の名刺、ロゴなど何でもOK!)
- 制作中のものでも大丈夫ですが、現時点での完成品をお持ちいただけた方がワークしやすいです。
- zoomで画面投影を行うので、現物よりは画像データの方が望ましいです。紙媒体で制作している場合はスマホで写真を撮り、画像データをフォルダに格納してください。
※制作物を格納するフォルダは、3日前にメールにてお知らせいたします。
- zoomを使えるようにしておいてください。(カメラ/マイクオンでご参加ください)
- 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
探究ゼミ「グラフィック・デザイン」(7月クラス)
2022.07.07 UP
すぐに使える「デザインのきほん」を伝授。
「何となくわかる」から、「すごく伝わる」へ。
このコースは、プロのグラフィックデザイナーから「デザインの基礎基本」を学び、実際に制作物をより伝わる形にしていくプログラムです。
探究学習の一環でチラシやポスターを作成しているけれど、なんかしっくり来ない。
もっと伝わるような形にするにはどうしたらいいのか、自分1人だと思いつかない。
ただただカッコいいデザインを作れるようになりたい!
などなど、「デザイン」について学んでみたい、という方どなたでも大歓迎です!
イベント告知のチラシ、参加募集のポスター、SNSのバナー、自分自身の名刺など、皆さんが今制作している「デザイン」を持ち寄っていただき、プロの眼を借りながら、その場で更に良いデザインへと進化させていきましょう。
こんな人にオススメ
- チラシ、ポスター、SNSバナー、自分の名刺などの作成に取り組んだことがある人/取り組んでいる人
- 自分のデザインをもっと良くするためにプロの視点が欲しい人
- 多様なデザインサンプルに触れる、高校生同士でデザインについて学び合いたい人
スケジュール
1回完結型のプログラムです。
磨いていきたい「デザイン」をお持ちいただければ、何回でも参加いただけます!
開催時間:
7/27(水)20:00~21:30
- プロが使う「デザインの基礎きほん」を知る
- お互いの持ち寄り「デザイン」を紹介しあう
- 観点に沿って、自分のデザインを再度磨いていく
学べること
- 伝わるデザインの基礎きほん
- 自分のデザインの良いところ、更に磨けるところ
- 多様な良いデザインのサンプル
※より良いデザインを制作していくためには、多種多様な好事例を見ることが何よりも重要です。参加者同士で自身の作品を見せ合うことで、相互に自分にはなかった観点を学びとっていくことができます。
事前準備
- プログラム開始1時間前(19:00)までに、ご自身で制作した「グラフィックデザイン」を提出いただきます。(イベント告知のチラシ、参加募集のポスター、SNSのバナー、自分自身の名刺、ロゴなど何でもOK!)
- 制作中のものでも大丈夫ですが、現時点での完成品をお持ちいただけた方がワークしやすいです。
- zoomで画面投影を行うので、現物よりは画像データの方が望ましいです。紙媒体で制作している場合はスマホで写真を撮り、画像データをフォルダに格納してください。
※制作物を格納するフォルダは、3日前にメールにてお知らせいたします。
- zoomを使えるようにしておいてください。(カメラ/マイクオンでご参加ください)
- 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
中川孝晃
2022.07.07 UP
あなたにとっての「あたりまえ」は何だろう?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #03
2022.06.30 UP
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
ふうかさんプロフィール
高校3年、神奈川県在住。室内楽部・軽音楽部に所属 |
自分の「あたりまえ」って、みんなの「あたりまえ」じゃない
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください。
今は、とにかく自分の身近にある「あたりまえ」を起点に疑問や興味を持ち、色々なものに取り組んでいます。
環境問題、政治・教育の問題など、小さなことからでも気づきを得て行動できるよう意識してます。
例えば、「ジェンダーギャップに対するニュージーランド(NZ)と日本の違い」を一つの探究テーマにしています。夏からNZに留学し、ジェンダー平等が進んでいるNZと、遅れている(と言われている)日本では、何がその差を生み出しているのかを自分の目で見ていきたいと思ってます。
また、環境問題を身近に感じてもらうため、関連する映画のランキングをつくり、SNSを活用して啓蒙コンテンツを発信をしてます。
上手くいかなかったですが、同級生の仲間6人と共にペットボトルを削減するため学校にウォーターサーバーを設置するプロジェクトにも取り組みました。
他にも知り合いのsnsで選挙に行こうという投稿を見て、自分も選挙権を得る年に近づいていた時だったので、昨年の探究発表では「若者の投票率が低い」という問題に着目し、投票率を上げるための調査や発表をしました。
Q:環境問題に取り組み始めたきっかけは何ですか?
子どもの頃から肌が弱く、母が食事や洗剤に気を遣ってくれ、家の中でも環境への配慮が当たり前の中で育ちましたが、高校に入って、それが当たり前ではないと気づいたことがきっかけです。
例えば、友だちがお昼ごはんを残すこと、すぐにエアコンを下げること。残すのは良くない!まだそんなに暑くないのに!と思いながら強く言えず、自分の中で「変えていきたい」という想いが強くなりました。
私自身、水筒・エコバックを持ち歩き、ペットボトル・ビニール袋は買わない、コンポストを利用し生ごみを出さない、お風呂の水で洗濯、外で見つけたゴミは拾うなど意識してますが、地球にとって悪いことだと知っていても行動に移せる人はあまりいないので、少しでも増えて欲しいと思います。
▲海岸でのゴミ拾いの様子
「意識高い」で終わらせない。でも人を巻き込むのって難しい。
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか?
ウォーターサーバーを設置するための取り組みは大きな経験になりました。校長先生や生徒会と何度も話をしたのですが、なかなか上手くいかず。大人数を巻き込んで組織を変える、制度を変えることの難しさに直面しました。分かってもらえる人が少ない中で、たくさん壁にぶち当たり、「自分は何のためにやってるんだろう?」と悩みました。
設置自体は叶いませんでしたが、組織を動かす大変さを経験出来ただけでも、アクションを起こして良かったと感じます。どんな経験も自分の良い経験として吸収したいし、しんどい・辛いではなく、次に繋げていく姿勢で取り組んでます。
行動すると、その先に解決したいことが明確になるし、結果的に行動力がついたと思います。全て自分の大事な経験になり、ちょっとした日々の疑問や違和感、意見を持つことを意識するようになりました。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
今すぐ何かを解決できるとは思っていないですが、大学では教育や政治について学びを深めたいです。性別に関係なく、家事育児、キャリア形成できる未来にしたい、社会全体を変えていける人になりたいです。先ほどのウォーターサーバーの取り組みで、制度や仕組みづくりの重要性を感じたのも大きいです。
今まで政治はおじさん達がやってるほど遠いイメージだったけど、政治に関心を持ち始めて北欧の政治教育を学び、若者が楽しそうにフェスティバル的に参加してるのを見て、それを日本でも広めたいと思ってます。
「ジェンダーギャップ」をテーマに、ニュージーランド(NZ)に留学します。まずは日本とNZで女性の社会進出に差があることを知り、何が違うのか、どうしたら行動を起こせるのか気づきを得たいです。
とにかく、「意識高い」と思われていることが、もっと身近に感じてもらえるよう具体的に考えていきたいです。まだ計画中ですが、社会問題を自分ごととして捉えてくれる人を増やすための、ワークショップをしたいと思っています。
女性の社会進出や政治への関心を持ってもらう模擬選挙など、社会課題解決に向けた意識を醸成するきっかけをつくるイベントにもチャレンジしたいです。
学校の授業と違う。高校生同士で盛り上がれる場所。
Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか?
社会問題解決に興味があって、いつかワークショップをやってみたいと思っていたので、「イベント」という言葉に興味をもちイベントプロデュースコースに参加しました。
去年、学校で政治について発表して、「いろんな人に広めたい!」と思いワークショップをやりたいと漠然と思っていたのですが、初めてなのでやり方がわからなくて。
実際コースに参加すると、学校の授業とは全然違い、実践型で驚きました。実際にやってみると興味を持ってもらえるか参加者の反応でわかり、直接声がもらえて嬉しかったです。何より、これからやりたいことに対して自信をもてたことが大きいです。
学校ではイベントやディスカッションの機会がなく、発表も一方通行で終わり、実際興味を持ってもらったかわからないですし、具体的なアドバイスやフィードバック、感想が聞けません。カタリバオンラインではみんなの意見も聞けるし、大学生のキャストの皆さんから+αのコメントをもらえるので「やる意味があった!」と実感でき嬉しかったです。
話の構成をどうするか、「どうしたら注目してもらえるか?」など、イベントの作り方そのものでの学びも多かったですが、コースで出会った他校の高校生から本当に多くの刺激をもらいました。
カタリバオンラインには、自分の興味関心を持ちながら、相手のことを肯定しつつ、自分の意見を伝えてくれる人が多くいるので、とても面白いです。それに、ポルトガル留学している子や学校を思い切って辞めて転向した子など、行動をたくさんしていて、まだまだ頑張らないとと感じました。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
わたしにとって、「あたりまえ」だと思っていたことが、周囲の人にとっては「あたりまえ」じゃないことって多いと思います。できることは小さな事かもしれないけど、身近なところに疑問を感じたり、「何ができるだろう?」と考えて、自分たちができる行動を起こす仲間が増えると嬉しいです。
【エントリー締切】MY PROJECT Fes. in Summer 2022(8/20開催)
2022.06.29 UP
【本プログラムのエントリーは終了しました。】
※すでに本エントリーが完了している皆さまは、開催のしおり、および、別途メールにてお送りさせていただくご案内をご確認の上、当日のご参加お待ちしております。
社会人・大学生と対話しながら、探究/マイプロジェクトを次に進めるヒントを探そう!
MY PROJECT Fes. in Summer 2022(通称サマフェス)は、
探究学習やマイプロジェクトを進めている高校生が、
社会人や大学生との対話を通して次へのヒントを得る場です。
テーマ設定をした段階、リサーチ中、アクションしたあと、などなど、
どのようなフェーズの方でも参加可能です。
同じブースに入った同世代や、大学生、社会人から応援コメント・意見をもらいながら対話をすることで、
自分だけではなかなか気づけない観点から考え直したり、新たなヒントを得たりすることができます。
自分たちが今困っている・意見がほしいことを共有してアドバイスをもらうこともできます。
個人でも、チームでも安心してご参加いただける場ですので、ぜひふるってエントリーください!
▲昨年度サマフェスの様子
こんな人におすすめ!
・探究学習/マイプロジェクトに取り組んでいる
・今進めている・進めようとしている活動について、次に進めるヒントやアドバイスが欲しい
・全国の探究学習/マイプロジェクトに取り組む高校生と交流してみたい
スケジュール
12:40 オンラインでの接続・準備 13:00 オープニング 13:20 アイスブレイク・発表準備 13:40 ブースに分かれてプロジェクト発表・相談/対話 (※大学生/社会人サポーターが各グループに入ります) 15:40 集合・休憩 15:50 振り返り 16:40 振り返り共有・クロージング 17:00 終了★すべてオンラインでの実施となります★ |
発表内容・時間
発表5分+対話7分(合計12分/グループor個人)
A.すでに実践している場合
∟取り組んでいる内容、なぜやろうと思ったか/やり始めたか
∟取り組んでみての気づき・学び、今後実現したいこと
∟今後に向けて、サポーターや高校生の参加者に聞いてみたいこと、相談したいこと
B.これから実践に挑戦する場合
∟取り組んでみたいこと、アイデアの内容
∟上記を考えた理由・背景
∟今後に向けて、サポーターや高校生の参加者に聞いてみたいこと、相談したいこと
学べること・得られること
・探究学習/マイプロジェクトを次に進めるヒント
・具体的なテーマや実践方法の事例
・全国の探究学習/マイプロジェクトに取り組む高校生との繋がり
事前準備のお願い
・ご自身が取り組んでいる(取り組もうとしている)内容について、5分で発表できるように準備してきてください。
※発表資料は、パワーポイント/紙芝居形式などいずれでも構いません
・当日はZoomを使用します。事前にインストールをお願いします。
・当日はカメラ・マイクONでの参加を推奨します。
参加方法
Step1:カタリバオンライン会員ページにてプレエントリー
Step2:エントリーフォーム提出(プレエントリー完了後に届くご案内メール確認後、ご提出お願いします) Step3:当日Zoomにて参加(当日の詳細は8月10日目途に本ページおよびメールにてご案内します) ※エントリーフォーム提出締切:2022年8月3日(水)18:00 |
お問い合わせ
・プレエントリー後にメールが届かない、エントリーフォームが開かない等、
お困りごと、ご質問がございましたら、
マイプロジェクト全国事務局(zenkoku-mypro@katariba.net)までお問い合わせください。
探究ゼミ「SDGs ~共に創る これからのサステナブルな世界~」(7/21開催)
2022.06.29 UP
Teensの仲間と一緒に、「持続可能な社会を作るアクション」を考えよう!
世界中で、「気候変動」「環境破壊」をはじめとする多様な社会課題が生じている現代。
実際に起こっていることについて学んだとしても、
「じゃあ、自分はどうすればいいんだろう?」と途方に暮れてしまう人も少なくないでしょう。
しかし、これまでも1人ひとりが想いを共有し、仲間と力を合わせることで、想像もつかなかった大きな「ムーブメント」や「イノベーション」が生まれています。
このプログラムでは、世界中のチャレンジや成功事例を紹介しながら、「1人ひとりがアクションを起こすために大切なこと」を学ぶほか、「多様な考え方」の掛け算からどんな可能性が生まれるのか?対話やワークを通して体験していきます。
「サステナビリティ」に興味がある人も、ない人も、
「これからの社会を一緒に創るためのアクション」を、一緒に考えてみませんか?
こんな人にオススメ
- SDGs/サステナビリティについて関心がある人/探究活動やマイプロジェクトのテーマとして取り組んでいる人
- SDGs/サステナビリティについて、高校生同士で意見交換したい/学び合いたい人
- SDGs/サステナビリティについて、これから考えてみたい!と思っている人
スケジュール
1回完結型のプログラムです。
開催日時:7/21(木)20:00~21:30
- 社会課題に向き合ってきた「世界中のイノベーター」って?
- 「多様な考え方」を掛け合わせてみよう!
- 仲間と一緒に考える「これからのアクション」
学べること
- 「持続可能な社会」実現に向けた取り組みの、成功事例を学ぶことができる!
- 「1人ひとりの想いやアイデア」を活かしたイノベーションの可能性を体感できる!
- 「1人ではなく、仲間と動く第一歩」の踏み出し方を考えられる!
事前準備
- A4の白紙と黒ペン
- zoomを使えるようにしておいてください。(カメラ/マイクオンでご参加ください)
- 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。