尊敬する地域の人に追いつくために何ができる?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #62
2024.11.05 UP
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
ゆのさんプロフィール
高校2年生。地域みらい高2留学制度(以下:高2留学)を活用し、現在山形県に在住している。 好きな動物はカワウソ。同級生と星空を眺めるのが趣味。 |
大好きな地域で「多世代」が「交流」できる機会を作ってみたい
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
現在、興味のあることは、地域に関することです。
「地方創生」「少子高齢化」「過疎化」がキーワードとして頭に浮かんでいます。
高2留学を利用する前は、毎日学校と部活、そして塾という小さいコミュニティの中で生活していて、狭さや居ずらさを感じながらも、忙しい日々を送っていました。
国内留学先を決めた理由は、地域の大人が楽しそうに過ごしていたところです。また、地元であまり聞いたことがない活動をしていたところが印象的でした。
実際に現在の町に来てから、高齢者から未就学児までいろんな世代に関わる機会に恵まれ、色んな世代が交流することで発見や学びがあるのではないかと、可能性を感じるようになりました。
今の探究テーマは『地域の幅広い人たちが交流できる場を作ること』です。私は星空が好きで、これを通じて多世代の人々を繋げられたらと思い、全国で星空に関するイベントがどのように行われているのかを調べたり、地域の人に意見を聞いたりしています。これからさらに具体的なプランを立てていく予定です。
▲天体観察をしている様子
▲自然を堪能しているゆのさん
尊敬できる地元の人達に追いつきたい!それが私の原動力
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか
思い返してみると、高1の自分は、オンライン講座やイベントに興味がありませんでした。そもそも、オンラインで学べることすら知りませんでした。今思うと、まったく自分から動いていませんでしたね。
探究活動や日常生活の中で、幅広い世代と関わることで、多様な視点や新しい発見がありました。特に高齢の方との関わりが印象的で、高校生世代との交流を楽しんでもらえているのも嬉しいですし、彼らの知識や経験を知ることがとても楽しいです。
今は、地域の方々に尊敬する人がたくさんいて、その人達に追いつきたいから、自分からチャレンジするようになりました。プロジェクトを進める中で、地域の人々と一緒に活動する楽しさを知り、自分自身も積極的に動くようになりました。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
もっと日本各地の地域を訪れて、面白いプロジェクトを行っている場所を知りたいです。今は小国町で活動していますが、他の地域にも魅力的な取り組みがたくさんあると思うので、それらに触れて学びたいです。将来的には日本中の地域を巡ってみたいです。
こんなに心強い仲間に出会える場所がオンラインにあるんだ!
Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください
探究活動が活発な高校ということもあり、1学期から放課後の時間帯にカタリバが開講していた「放課後マイプロ」へ参加していて、このサービスの存在は知っていました。2学期に入り、国内留学の生活にも慣れ始めたことで、夜の時間にゆとりが生まれたので、参加してみました。元々、オンラインの探究プログラムに興味があったのですが、特にカタリバのプログラムには全国各地から多くの高校生が参加していると知り、地域や学校を越えた人々と繋がれることが魅力的だと思いました。
Q:カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか
同じように探究活動を頑張っている高校生たちと交流できたことが大きかったです。みんなそれぞれの地域で素晴らしい活動をしていて、それに触れることで私も新しいアイデアを得たり、やる気がさらに高まりました。同じように頑張っている高校生と繋がることは、自分の探究活動を進める上で本当に心強いです。また、大人や大学生からのアドバイスもとても有益で、今後の活動に活かせそうです。なにより、一歩先を歩んできた先輩たちの話を聞けるのが面白いです。ついつい自分の興味のあるものに偏ってしまいそうになりますが、大学生の話を聞いて「地方創生」と「スポーツ」を組み合わせることもできるんだ!と、気づくこともあり、新しい発見ばかりで、いろんな学びが多いです。
昼は同級生と協力して様々な活動や地域の人と交流をして充実していたのですが、現在は学校で学べないことをカタリバオンランのプログラムでたくさん知れるようになり、夜の時間も有意義に過ごせるようになりました。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
探究活動で迷っている人に伝えたいことは、自分の興味関心のある部分をを見つけることも大切だと思いますが、やっぱり、自分の『好き』を一番に大切にしてください。
好きがやりがいに繋がることもあります。
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