自分の個性はどうやったら出せるんだろう?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #13
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
かなぽんさんプロフィール
高校3年、兵庫県在住、N/S高 音楽部/コンピューター部 |
高校生活は自分がずっと好きでいられるものを見つける時間。
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
高校生活では、自分がずっと好きでいられるものを見つけるために、とにかく様々なことに挑戦することを大事に過ごしてます。
これまではプログラミング、デザイン、動画作成、イラストなどのスキルを学んできました。高校3年になってからはN/S高新聞の取材、体験学習のためのワークショップ作り、VRで開催する体育祭の実行委員など、今できることを徹底的に楽しむ、気になったらとにかくやる、それが私にとっての探究活動だと思ってます。
三日坊主で終わることもありますし、すべての活動が続いているわけではないですが、自分が成長できるのが嬉しいし、とにかく「きっかけ」を逃さないようにしています。
挑戦すると多くの友だちに出会えます。会話が広がり、自分の中で視野や情報量が格段に増えたと感じてます。
これからどう繋がっていくかわかりませんが、自分がずっと愛せることを探すために高校に入ったので、最後までチャレンジしていきたいと思います。
▲レシピメモ/買い物リストを作れるアプリ開発にもチャレンジ
「自分の個性を出していい!」行動し続ける中で見つけた新たな自分。
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか
一番は、「自分の個性を出していい!」と思えたことです。
今では色んな活動に顔を出してますが、もともと人見知りで、自分をあまり認識されたくないと思ってました。
オンラインで授業やイベントに参加するときも最初は画面オフ/ミュート参加でしたし、なんとなく自分が人に悪い影響を与えるのが嫌だなと思っていました。
でもTwitterで知り合った友だちとよく話すようになり、自分の話をすごく聞いてくれて、気づいたら自分から話すように変わってました。
私自身はゲームがきっかけで、「今日はやったよ」というところから始まり、日常についても話すようになったのですが、「自分をもっと知ってほしい!」という想いが強くなりました。
そこからは、オンラインでも顔を出せるようになり、自分からどんどん色んな場に出ていけるようになりました。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
自分の好きを見つけるために、もっともっと行動していきたいです。
世の中には様々な職業がありますが、やるなら自分が楽しく取り組める職業が良いですし、楽しいことは誰にでも絶対あると思ってます。
身近なところで、友だちの話をよく聞くこともそうですし、いろんなジャンルに広げて、触れたことのない分野について知れるようにしたいです。
まずは今やっている体験学習実行委員会の活動で、作曲体験できるワークショップを作ること、そのために音楽部の友だちに声をかけることを12月までに取り組みます。
また、自分のことを知ってもらえるよう話すことを通じて、自分自身のことをもっと知れるようにしていきたいです。
その先に、永遠にずっと愛せることが見つかると思っています。
プロと出会える貴重な場に参加できる。
Q:カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか?
体験学習実行委員になったときに、ワークショップを開催することになりました。そこでちょうど能力を身に付けたいと思って「ファシリテーション・コース」に参加しました。
コースでの1番の学びは、ファシリテーションは自分が一番楽しむことが大事と感じたことです。最初はすごく真面目なイメージでしたが、自分が楽しめるようになると、その場の雰囲気も良くなったことが印象に残ってます。
また、学校では出会えないファシリテーションのプロから教えてもらえるのもとても貴重な機会でした。カタリバオンラインは他の高校の人とも関われるし、前向きに頑張っている人が多いのも好きなところの一つです。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
今のうちにたくさん挑戦して、たくさん失敗することが大事だと思ってます。
大人になると責任がついてくるけど、今はいい意味で守られているので、失敗したら失敗したで切り替えて次に活かせる今だからこそできることをやりたいです。