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主体性が掻き立てられるイベントって何だろう?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #53

 

「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。

日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。

 

ともやさんプロフィール

高校3年生、神奈川県出身。今は引退しているものの、長年アメフト部で活動を続ける。趣味はネットで洋服を見ること、あるテーマについて考えたり話したりすること、多様なコミュニティの人と交流すること。

 

学生が早くから将来の夢を描ける社会を目指して。

 

Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください

 

色々な活動に取り組んでいますが、「学生たちが早くから将来の夢を描けるようにしたい」という想いが根底にあります。私自身、高校2年生までは部活一本で生きていたため受験も考えておらず、ただ何となく学生生活を送っているような状態でした。

そんな時に、部活の先輩に誘われて参加した「U-18キャリアサミット」で、自己分析はもちろん、将来の夢に向かって既に踏み出しているような同年代と出会い、衝撃を受けました。中には中学1年生の参加者もいて、人生の時間が限られている中で、今のまま自堕落な生活を送っていていいのか…と焦燥感が襲ってきたのを今でも覚えています。この日は、今までの人生で一番のターニングポイントでした。

この日を境に、私は学生たちが早くから将来の夢に気づけるよう、イベント企画について学んだり、Global Partners Universityが提供しているアプリコンテンツの一つとして、経営者やパイロットなど様々な人へのインタビュー記事を執筆・掲載したりしています。

▲「U-18キャリアサミット」に参加したときの様子

 

自ら動き、働きかけることで拓けていった未来。

 

Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか

 

一番学びになったのは、「主体性」の重要性です。去年までは部活のことしか頭になかったのですが、イベントへの参加や色々な人との出会いを通じて、自分が今後何をしていきたいのか、その未来を見据えて今何をしていくべきなのか、などを考えられるようになり、自分の未来に責任をもって行動していく力も身に付きました

元々自分の周りには将来を描きながら行動している人がまったくいなかったため、イベント参加を通して「将来に向けて何かしたい」と思っても、最初に何をすればいいのか全く分からなかったんです。ただ、そこで留まらず、先輩やイベントで出会った人たちに相談をしてみると、みんな本当に優しく親身に話を聞いてくれたり、興味のありそうな情報や企画に繋いだり誘ったりしてくれました。

活動のきっかけは部活の先輩からのお誘いでしたが、その後自ら話を聞きに行ったり、イベントに参加したりすることで道が開けていったと思っているので、引き続き主体性は大事にしつつ、私自身も、将来の夢を探そうとしてる学生にとって相談できる存在になりたいと思っています。

 

Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか

規模やテーマは問わず、学生が夢を描くきっかけになるイベントをプロデュースしていきたいです。参加した人の記憶に残り、主体性を掻き立てるような場を創ることで、参加者のその後の人生がより楽しく、目的意識をもって選択できるようになっていったら最高です。

そのためにも、イベント企画について勉強を重ねるだけでなく、実践を通して反省点を見つけ出し、目指している頂上に向けて行動していきたいと思っています。

 

全国の高校生よ、“目的”を抱け!

 

Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください

 

高2から参画しているunpackedでの課外活動のほかに、何かできることはないかと探していた時に、塾の先生からの紹介とインスタからの広告でカタリバオンラインの情報が入って来たので、「ちょうどいいな」と思って参加しました。

私が参加したのは「イベント企画」と「ワークショップデザイン」だったのですが、一番有難かったのは、ワークシートの存在です。参加し始めた時は、90分のオンラインイベントを一からつくることなんてできるだろうか…と不安だったのですが、PRやタイムラインの書き方をマニュアルとして共有してくれたので、とても考えやすかったです。また、自分が企画にしたいことを言語化していくことで、改めて自分のアイデアを客観視することができたのも、いい機会でした。

 

Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!

 

とにかく、高校生の方には目的意識を持ってほしいと思います。その目的が部活優勝でも、探究学習でも、偏差値70取るでも、何でもいいです。ただ、その目的に向かって自分が何をすればいいのかを考え抜いて、最適解をつくり、ただひたすら行動していってほしいです!その先に、必ず楽しいことが待っているはずです。

 

▼ともやさんが実施した高校生企画はこちら!▼

Teens会員の高校生持ち込み企画「『自己分析』を通して自分の『目標』を見つけよう~自分の将来の夢ってなんだろう?~」(23年7月11日実施)