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自分の「好き」を社会課題解決に繋げるには?/”問い”を育む 高校生たちの物語。 #01

「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。

日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。

 

ゆあさんプロフィール

高校1年、東京都、ボランティア部・軽音楽部に所属
地域活性化のための地方とのコラボ商品開発、ケニアの女の子に教育機会を届けるための募金活動、大好きな牛にまつわる環境問題など、社会課題解決に向けて自分にできることを探究

「身近にある問題や興味関心のあるテーマ」から一歩踏み出す探究活動

Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください

正直、今一番何がしたいかすごく迷ってます。

貧困問題や地球温暖化、環境破壊など、自分の興味関心のある様々な社会課題をテーマに取り組んでいますが、自分の興味関心につながっている社会課題は知りやすいし、今はとにかく「自分にできることは何だろう?」と考えながら、「身近にある問題」や「自分が解決できる術のある問題」に興味を持って行動するようにしています。

具体的には、ボランティア部の活動では、貧困問題のリサーチやケニアでの学校建設のための募金活動に取り組み、課題探究の中ではSDGsのことをもっと知ってもらうために幼稚園児向けのワークショップを企画しています。

 

Q:貧困問題や社会課題に取り組み始めたきっかけは何ですか?

小学校の時、自由研究で貧困について学び、他の国の人が全然違う環境で育っていること、学校に通えない子がいることを知って興味を持ったのがきっかけです。最初は海外のことや貧困について純粋にもっと知りたいから始まり、知っていくうちに「自分にできることあるじゃん」と思うようになって。行動するだけじゃなく知ることもできることだと思いながら、少しずつ興味を持って、中学校にボランティア部があって、行動できる場所があるならやるしかないじゃんと思って、どんどん行動するようになりました。

 

Q:取り組む中で嬉しかったこと、大変だったこと、工夫したことはありますか?

小さい子どもたちから、おばあちゃんまで、多くの人が募金に参加してくれるのは本当に嬉しいです。「私たちの代わりに届けてね」「頑張ってね」と応援してもらえたり、自分たちのやってることに共感してくれてるのが実感でき、クラウドファウンディングとかでは聞けない生の声をもらえるのが一番励みになります。

あと、学校の中でソーシャルアクション賞というのがあり、折角ならそれを受賞したいというのもあります。でも小さなアクションかもしれないけど、「人のために何かできている」ことが純粋に自分にとってのモチベーションになってます。

一方で、海外の人への活動をしたいと思ってるけど、募金がどう届いたのかが見えず達成感を味わえないのはモヤモヤします。だからこそ、募金をしてもらったら、「これは現地の子が学校に通える1日分だ」とか自分たちで視覚化するのを大事にしてます。

チームの中でも、どうしたら意志を持って募金してくれるかを考えています。例えば学園祭の募金では、学校の形の画用紙に募金してくれた人たちが書いてくれたメッセージを張ったり、街頭募金では目標まであといくら!と見えるようにするだけで、1円だけでも募金しようと思ってもらえるよう取り組みました。

 

▲学校で1年間の社会貢献活動が評価されSA賞を受賞しました

「牛が好き」から始まる次のチャレンジ

Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか?

目に見えるものではないけど、「いろんな立場から一つのことを考える」ようになったかなと思います。「SDGsウォッシュ」「グリーンウォッシュ」という言葉があるけど、一つの事を解決しようとしたら、それは他の人にとっては悪影響だということを知り、企画を考えるときも色々な立場から考えるようになりました。一言で言うと、「思いやり」を大切にするようになったと感じてます。

あと、募金や探究活動なども大事ですけど、ご飯を残さない、エアコンを極力使わない、服はメルカリや古着屋で買う、着なくなった服を家族で共有する、など、自分が今できるエコなアクションをやっていくことも意識しています。

 

Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか?

一番やりたいことは何か、まさに今すごく悩んでます。
一つは「大きな影響があること」です。コロナの影響で出来なくなってしまったのですが、以前ケニアに学校を建設しようというプロジェクトがあったので、高校生からでもこんな影響のあることができるのであればチャレンジしたいです。

純粋に「個人として好きなこと」にチャレンジしたいです。牛がむちゃくちゃ好きなので、牛乳の廃棄量を減らすのも一つだし、牛のゲップにメタンガスが含まれている、牛を育てるために確保した土地が森林破壊につながる、水の大量消費に繋がるなど、牛好きとしてはショックなこともあったので、何かできないか考えてます。

高校生同士の刺激を感じたカタリバオンライン

Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください

学校の課題研究で8月までに何かプロジェクトをやる必要があり、「社会課題を小さいころからどうやって知れるか」というテーマで幼稚園児向けにワークショップをしたいと考えてました。これまでイベントに参加したことはありましたが、自分1人で企画したり、司会する機会を作りたいと思っていて、オンラインでワークショップを学ぶ高校生向けの機会はあまりないので、「これは!」と申込みました。

 

Q:「イベントプロデュースコース」に参加してみてどんな学びがありましたか

自分一人だといきなりプレゼンの準備とかをしてしまいそうですが、「自分が何を考えていて、何を伝えたいのか」「そのためにどのように企画を作っていくのか」というプロセスが大事なことに気づかされました。自分で1から考えて20分間実施するのは初めてだったのですが、ワークショップやプレゼンだけではなく、日常的に「何で行動しようとしているのか」を考えるきっかけになるなと思いました。

想像していなかったのですが、他の高校生の発表を見られるのはとても刺激になりました。「こういうワークしたらみんな楽しいんだ」とか、「こういうテーマをやろうとするんだ」とか、「自分と同じくらいの年齢なのにここが違う、ここがすごい」とか、知れるのはとても貴重でした。また大学生の皆さんが自分のイベント企画の相談に丁寧に乗ってくれたり、感想共有タイムがたくさんあるのも良かったです。

なので、イベントやプレゼンということはもちろんですが、外部の高校生と交流したいという人にもオススメですし、学校の課題でエッセイを書くときにテーマをどうしようという時にも他の人の意見を聞くために役立つと思います。

 

Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!

私もそうですが、自分の好きなことや興味関心に繋がっている社会課題だと面白いですし、とにかく「自分にできることは何だろう?」と考えて、小さくてもいいので身近なところから行動してみると良いかなと楽しくなると思います!