やりたいことは1つに絞らないといけないの?/”問い”を育む 高校生たちの物語。 #24
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
りむさんプロフィール
高校2年、千葉県在住 |
どんどん外に出る。得意なことを伸ばし、苦手なことを克服するために。
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
正直、1つのテーマに絞って活動はしていないです。
学校外のイベントに積極的に参加する、どんどん外に出て人と出会うなど、今は自分の得意なことを伸ばしたり、苦手なことを克服したりするために、挑戦を続けています。
今回参加したカタリバオンラインもそうですし、企業経営系のプレゼンイベントやキャリア甲子園など様々なイベントに参加しました。最終的には参加できなかったのですが、会津サマースクールなども含め、本当に多くの機会があると思っているので、これからどんどん自分なりにチャレンジをしていきたいです。
▲カタリバオンラインのプログラムで作ったスライド
Q:りむさんが「外でのチャレンジ」に一歩踏み出そうと思ったきっかけは何ですか
周りの人たちの影響が一番大きいです。
学校のホームルームで先生から、他の生徒がキャリア甲子園やプレゼン甲子園で活躍している話を聞いたり、大学の研究プログラムに参加していることを耳にして、「自分もやらなきゃ!」と思ったのがきっかけです。
最初は周りの生徒の影響でしたが、単純に外の活動が楽しかったですし、自分の成長のために役に立つと思い、そこからはどんどん自分でも調べて動くようになりました。
また、学校でもグループで探究活動をしているのですが、グループで沈黙になることが多く、なんとかしたいなという思いがありました。その意味でも自分がどうしたらリーダーシップを取れるか、グループの活動を上手く進められるか、ということも課題意識としてあり、もっとできるようになりたいと感じていました。
人の目を気にせず、自分の考えを発信する。アイデアをカタチにする。
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか
一番は、人の目を気にしなくなったことです。
会話することは好きなのですが、自分も人見知りだと思っていました。他人の目が気になるし、話しかけたらどう思われるか怖さもありましたが、外で活動をするようになって自分から発言できるようになりました。
初対面の人でも会話して仲良くなれると楽しいし、課外活動でお互いにフィードバックをし合うこともあるのですが、自分の伝えたことが相手に役に立っていることも知りました。
そこからは学校のグループディスカッションでも積極的に発言したり、ファシリテーターをするようになりました。誰かがやらないと進まないと思うし、その役割を自分が担っていることにやりがいを感じます。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
引き続き、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。
自分で見つけたことだけでなく、与えられたこと、興味のないこと、やったことがないことなど、制限することなく、チャレンジしたいです。
何より、自分の考えていることを表に出すことを大事にしたいです。
大人になっても1つに絞るのではなく、様々な仕事に携わりたいと考えてます。
その中で、「自分のアイデアをカタチにしたい」ということが根底にあります。
小学生の時から、ゼロから何かを作るのが楽しく、人が思いつかないアイデアを考えることが自分の強みだと思っています。小学校の時のレクリエーション企画、中学生の時に給食時の校内放送でクラシック音楽しか流してはダメというルールを壊してみんなを楽しませた経験、クイズ企画を考案したこと、などが自分の原体験になっている気がします。
将来は、飲食店やカフェを経営する、テレビの企画をする、執筆活動をする、など本当にやりたいことがたくさんあります。やりたいことはできるだけやりたいと思ってるので、そのための準備を少しずつしていきたいです。
カタリバオンラインは刺激と活力をもらえる場所。
Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください
インターネットで検索して、カタリバオンラインを見つけました。
”高校生” “校外” “イベント”のようなキーワードで検索して、カタリバオンラインのプログラムを発見し、すぐに登録しました。
その後、7個ぐらいのプログラムに参加しているのですが、最初は学校でプレゼンをしないといけなかったので、「プレゼンテーションスキル」のプログラムに申込みました。
Q:カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか
勢いで登録したのですが、正直最初は緊張と不安がありました。
それでも、大学生キャストの皆さんが優しく、話をしやすい場を作ってくれるので安心でした。自分が作ったスライドのことを褒めてもらい、学校だとわざわざ「良いね」と言われることも少ないので、その言葉だけでもモチベーションが上がりました。
同じ高校生がワークショップを企画する「高校生企画」にも参加したのも楽しかったです。「政治」をテーマにしたワークショップだったのですが、最初のアイスブレイクから面白く、政治に対するイメージの共有、RPG風のワークなど本当に内容が濃かったです。
時間が経つのもあっという間で、同世代の高校生がやっていることにもビックリしましたが、自分ができないことをやっている高校生を見ると活力になります。
カタリバオンラインに参加してる高校生は、積極的な子が多く、自分にやる気を与えてくれる場所だと感じてます。みんなやりたいことや考えていることがあって面白いし、刺激をもらっています。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
自分の座右の銘は「物は試し」です。軽い気持ちでとりあえずやってみよう!というのは本当にいいことだと感じています。もしかすると失敗することもあるかもしれないけれど、後のことは考えなくていいと思います。そこから何かを学んで、また次に繋げていければと良いと考えてます。