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対話を通して教育の課題を解決できる?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #58

 

「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。

日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。

 

こうへいさんプロフィール

高校2年生、東京都出身。学術的な研究活動を行う「研究部」に所属して、教育の課題解決を目指している。

 

「哲学対話」で教育をアップデート。

 

Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください

 

「哲学対話」を用いて教育をアップデートすることについて研究しています。哲学対話とは、「なぜ勉強するのか」といった答えのない問いについて話し合うことで、自分の考えを言語化したり深めたりする活動です。「diadig」というプロジェクトを立ち上げて、東京大学の先生にも協力いただきながら、哲学対話を取り入れた中高生向けのプログラムの構成について検討しているところです。

哲学対話に参加した人に話を聞くと、「役に立った」とか「勉強になった」という声をいただきました。こうしたソーシャルグッドな活動が今社会に必要とされているのだと再確認できて、活動の原動力になっています。複数のプロジェクトに応募して、採択されたり入賞したりしたものもあるので、もっと磨きをかけて考えていることを言語化できるようにしたいと思っています。

 

大人との対話から多くのヒントを得た。

 

Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか

 

活動を通じて、大人に会って話すことの重要性を実感しました。学校の先生などを通じていろいろな方とお話して、メディアなどからはわからない情報を得られたり、自分の意見を聞いてもらったりして、活動のヒントを得ることができました。海外の方ともオンラインでやりとりする機会があり、翻訳ツールを活用しながらメールすることに挑戦しました。イベントに参加したりして会いたい人に積極的につながって、自分のことをアピールして覚えてもらうことが大事だと思います。

 

Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか

 

哲学対話を通して、中高生にやりたいことを見つける機会を提供したいと考えています。自分自身が将来のことで迷っている時に欲しかった言葉を、先輩として投げかけられる存在になりたいです。

哲学対話は、ターゲット別に異なるプロジェクトを動かしています。大人や子ども、マイノリティとマジョリティなど、それぞれにとっての理想の社会や解決したい課題などを聞いて、プロジェクトに活かしたり、論文を書いて多くの人に伝えたりしたいです。

 

高校生企画で新たな課題に気づけた。

 

Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください

 

自分の思いをしっかりと固めるためには、その思いを伝えることが大切だと思ったのと、自分の興味のある分野について同世代とつながったり対話することで将来を良くしていこうと思って、ワークショップデザインに参加しました。

 

Q:カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか

 

ワークショップデザインでは同じ高校生の仲間と悩みを話し合って、有意義な時間を過ごせました。同じような問いを持っている子がいてアウトプットの仕方は似ていたのですが、自分にはない意見を持っていて、自分のプロジェクトに応用できる点が多くて参考になりました。

高校生企画を実践した時は、教育に対してさまざまな課題を持っている人たちと教育の課題を洗い出しました。中でも、インターナショナルスクールに通っている高校生と、日本と海外の教育の違いについて話し合ったことで、これまで考えていなかった教育の課題に気づくことができました。

 

Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!

 

「たくさんの大人に会おう!」というのが一番のメッセージです。学校の先生や校長先生などのつながりを大切にしながら、時には大学の教授に直接メールをするのもおすすめです。自分は今に至るまで右往左往してしまったタイプなのですが、やりたいことはある程度決めて、高校ではそれを形にしたり実現に近づける段階だと思います。周囲にあるリソースをフル活用して、やりたいことに向かって挑戦しましょう!

 

▼こうへいさんが実施した高校生企画はこちら!▼

高校生企画「高校生の声が教育を変える!~身の回りの『教育課題の解』を探そう~」(23年11月27日実施)